てらもと小児科からの
〜 お知らせ 〜

2020/07/09この頃思うこと。 7月9日

梅雨も、新型コロナもまだおちつかないこのごろです。

学校も始まり約1か月。みんなさん疲れていますね。子どもたちはもちろん親御さんたちも。

いろいろな形で子どもたちの疲れが表れてきています。体の不調はもちろんです。腹痛、頭痛、食欲不振、

眠れない、学校にいけない、めまいがするなどなど。

今こういう症状がでているお子さん達は決して弱いお子さんではありません。小児科医からみたら正常な反応だとも思います。急に自宅待機となり、学校、友達とも切り離され、今度は突然に近い形で学校が始まり、6月の暑さの中、短縮もなくすぐフルタイムの授業、しかもマスクをし余計なことを話してはいけない、楽しかった給食も静かに食べる。子どもにとってこの日常がいかに過酷か。こどもが悲鳴を上げているよ

うに見えます。このスピード(大人のスピード)ではからだも心もおいつかないのが当然です。必死にがんばっている子どもたちを見ると涙が出ます。勉強が遅れる、大会があるからいままで休んだ分を取り返して夜の練習も再開されたなどを聞くと、子どもの人権は無視されているなーと思います。

せめて、帰宅後、土・日曜日の週末はゆっくり休ませてあげましょう。「今週も頑張ったね、ゆっくりやろうね、」といってあげてください。ゆっくり寝て疲れを取り、楽しくおいしく食べて、体調を整えることがなよりもの薬で、新型コロナ感染への大事な予防対策なのです。大人にとっても子どもにとっても。

 

2020/04/02この春の診察室から。  4月2日

春、桜も満開です。でもいつもの春とちがいます。新型コロナウイルス感染の拡大で朝から夜までこのニュースで大変です。不安が増幅され、大人はもちろん、敏感な子どもたちはより不安を強め、いろいろなサインを出しているお子さんも出始めています。大人として、小児科医として今子どもたちにできること、

まずは、私たち大人が「冷静に、おちついて。子どもたちに安心感を与えること。」子どもは自分がかかることはもちろん、周りの大人がかかることも心配です。今わかっている範囲では感染しても多くの人は軽症で済んでいるのだということ。特に子どもが重症になる例は今のところまれです。感染:他の人にうつさないように、うつらないようにきちんと手洗いをすること、毎日の生活を淡々ときちんと過ごしていくこと。が大事だと教えてあげてください。前向きに、これを機会に毎日の暮らし、家族との時間、食事を一緒に作る、いっしょに食べるという、多くの人が忘れていた普通だけど、一番大事な時間の過ごし方をもう一度やり直すいい機会ととらえてはいかがでしょうか。朝から暗いニュースを子どもと一緒に見るのはやめましょう。不要・不急の外出を控えることは大事なことですが、暖かな春の陽をあびて近所の散歩ぐらいしましょう。こんなところにこんな花が、とか今まで気づかなかったいろいろなものが見えてくるかもしれません。一人一人につきつけられた貴重な春です。

 

2020/02/04診療・感染症情報  2月4日

節分も過ぎ、立春をむかえました。暖かな冬ももう終わりかな?いやいやまだ油断はできませんね。

寒暖の差が激しいので体調の管理をしっかりなさってください。

1.インフルエンザ

   一部の幼稚園、学校をのぞいて大きな流行はみられません。B型の幼稚園もありますがほとんどはA型

   です。全体的には今年は落ち着いたシーズンです。

   まだまだ油断はできませんが、体調を整えて過ごしましょう。

2.その他の感染症

   ウイルス性胃腸炎:おちついてきましたがまだ少しいらっしゃいます。皆さん軽くすんでいます。

   アデノウイルス感染症:こんな時期に?ですがパラパラと出始めています。

              高熱が出るのでインフルエンザとまぎらわしく、検査されるお子さんには

             「ごめんなさい」です。

   ヒトメタニュウモウイルス感染症:例年ならば3月~4月に流行が出始めますが、暖冬のためか一部の

                   保育園で出始めています。

   RSウイルス感染症:昨年夏からだらだら続いていた感染がまたでています。赤ちゃんの感染は重症化

            しやすく要注意です。

3、花粉症

   暖冬の影響かもうすでに症状が出始めている方もいらっしゃいます。

   鼻水、目がかゆいなど、もう抗アレルギー剤の内服をはじめましょう。

2020/01/08新年のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます

皆様が健康で 明るい毎日をおくることができますように私たちも精一杯お手伝いしたいと思います

今年もよろしくお願いいたします

                           てらもと小児科院長

                              スタッフ一同

2019/11/22診療・感染情報  11月22日

アッという間に11月も後半に入りました。朝晩の冷え込みも強くなり冬ももうすぐそこまで来ています。

この気候の変化に感染症もいろいろと出始めています。

1.ウイルス性胃腸炎

   この2週間前頃から、さほど重く無い胃腸炎が増え始めています。中にはノロウイルス感染症を疑う胃

  腸炎のお子さん、ご家族もいらっしゃいますがまだ少数です。今後流行が大きくならないことを祈り

  す。手洗いをしっかり。体調を整えて、疲れを残さないように過ごしましょう。ノロウイルス感染症は

  感染力が非常に強いので、ご家族に次々と、あるいはほぼ同時に症状が感染していきます。

  これといった特効薬はなく、脱水に気をつけながら、ゆっくり焦らづ、でも油断せづ、水分の補給は大

  切です。脱水を心配して水分を急いであげようとすると余計に嘔吐を引き起こします。益々悪化してし

  まいます。最後に吐いてから1時間半ぐらいたってから、イオン水を小さいスプーンで2~3杯から少し

  づつあげ始めましょう。(ジュースや乳製品はダメ) その後15~20分間隔で吐かなければ倍々ぐ

  らいで増やしていきましょう。コップ一杯飲めて、おなかがすいたと言い出したらおかゆを少しづつあ

  げてみましょう。ゆっくり慎重に、確実にあげていけば回復していきます。

 

2.インフルエンザ

   流行期に入ったと報道されています。が宇都宮市内はまだとても落ち着いています。まだ今からでも

  ワクチン接種は間に合います。早めに接種しましょう。

  インフルエンザをむやみに恐れづ、冷静に、対応していきましょう。手洗いだけでもかなりの感染予防

  になります。

 

3.その他の感染症

   一部の保育園ではまだ、伝染性紅斑(リンゴ病)がまだ出ていますがもう終わる頃でしょう。

   RSウイルス感染症:まだ保育園では感染がみられています小さな。赤ちゃんの感染は重症化すること 

            もあり、気をつけましょう。

2019/11/02診療・感染情報 11月1日現在

台風、大雨の10月が終わり,ようやく秋らしいさわやかな青空を見ることができました。

この災害で被害にあわれた皆さんにはお見舞い申し上げます。

 

いい気候が続けばあまり大きな病気も流行せづ、穏やかな日が続きます。今年の秋は気温、気圧の変化が目まぐるしく、気管支喘息、アレルギー体質、のお子さんにとっては過ごしにくい日がつづきました。

10月は気管支喘息、RSウイルス感染症など呼吸器の病気が多く見られましたが、ここ数日の穏やかな気候で

今、ほっと一息というところです。少し胃腸炎が出て来はじめていますが流行というほどではありません。

インフルエンザも出ていません。予防注射がまだの方は12月中には2回目が終わるように打ちましょう。

冬に向かっての準備の時期です。

2019/09/19診療・感染情報 9月19日現在

残暑はありますが、この数日ずいぶん秋らしくなってきました。

気温の低下、気圧の変化、台風の接近などこの時期気管支の弱い方々は喘息、咳の症状が出始めています。

1.気管支喘息。咳発作

  夏までは調子よく過ごせていたのに、この9月に入ったころから咳が続く、夜咳で眠れない、呼吸が苦し 

 くて夜間救急診療所で吸入をしてもらったなどのお子さんが多く外来を受診されています。

 喘息、咳発作、気管支が過敏、喘息っぽいなどと言われたことのあるお子さんで咳が目立っていつ方は

 早めに受診してください。オノン、キプレス、シングレアなどの薬を飲んだことのある咳のお子さんも要

 注意の季節です。運動会の前後、11月上旬までは気をつけましょう。

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