2019/11/22診療・感染情報 11月22日
アッという間に11月も後半に入りました。朝晩の冷え込みも強くなり冬ももうすぐそこまで来ています。
この気候の変化に感染症もいろいろと出始めています。
1.ウイルス性胃腸炎
この2週間前頃から、さほど重く無い胃腸炎が増え始めています。中にはノロウイルス感染症を疑う胃
腸炎のお子さん、ご家族もいらっしゃいますがまだ少数です。今後流行が大きくならないことを祈り
す。手洗いをしっかり。体調を整えて、疲れを残さないように過ごしましょう。ノロウイルス感染症は
感染力が非常に強いので、ご家族に次々と、あるいはほぼ同時に症状が感染していきます。
これといった特効薬はなく、脱水に気をつけながら、ゆっくり焦らづ、でも油断せづ、水分の補給は大
切です。脱水を心配して水分を急いであげようとすると余計に嘔吐を引き起こします。益々悪化してし
まいます。最後に吐いてから1時間半ぐらいたってから、イオン水を小さいスプーンで2~3杯から少し
づつあげ始めましょう。(ジュースや乳製品はダメ) その後15~20分間隔で吐かなければ倍々ぐ
らいで増やしていきましょう。コップ一杯飲めて、おなかがすいたと言い出したらおかゆを少しづつあ
げてみましょう。ゆっくり慎重に、確実にあげていけば回復していきます。
2.インフルエンザ
流行期に入ったと報道されています。が宇都宮市内はまだとても落ち着いています。まだ今からでも
ワクチン接種は間に合います。早めに接種しましょう。
インフルエンザをむやみに恐れづ、冷静に、対応していきましょう。手洗いだけでもかなりの感染予防
になります。
3.その他の感染症:
一部の保育園ではまだ、伝染性紅斑(リンゴ病)がまだ出ていますがもう終わる頃でしょう。
RSウイルス感染症:まだ保育園では感染がみられています小さな。赤ちゃんの感染は重症化すること
もあり、気をつけましょう。