2020/04/02この春の診察室から。  4月2日

春、桜も満開です。でもいつもの春とちがいます。新型コロナウイルス感染の拡大で朝から夜までこのニュースで大変です。不安が増幅され、大人はもちろん、敏感な子どもたちはより不安を強め、いろいろなサインを出しているお子さんも出始めています。大人として、小児科医として今子どもたちにできること、

まずは、私たち大人が「冷静に、おちついて。子どもたちに安心感を与えること。」子どもは自分がかかることはもちろん、周りの大人がかかることも心配です。今わかっている範囲では感染しても多くの人は軽症で済んでいるのだということ。特に子どもが重症になる例は今のところまれです。感染:他の人にうつさないように、うつらないようにきちんと手洗いをすること、毎日の生活を淡々ときちんと過ごしていくこと。が大事だと教えてあげてください。前向きに、これを機会に毎日の暮らし、家族との時間、食事を一緒に作る、いっしょに食べるという、多くの人が忘れていた普通だけど、一番大事な時間の過ごし方をもう一度やり直すいい機会ととらえてはいかがでしょうか。朝から暗いニュースを子どもと一緒に見るのはやめましょう。不要・不急の外出を控えることは大事なことですが、暖かな春の陽をあびて近所の散歩ぐらいしましょう。こんなところにこんな花が、とか今まで気づかなかったいろいろなものが見えてくるかもしれません。一人一人につきつけられた貴重な春です。

 

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