インフルエンザで小児科は大変な季節に入りました。
今年は新型の流行と季節性インフルエンザの予防注射が同時進行中です。怖がりすぎる必要はないとはいうもののしっかりとした対応はしておかなくてはいけません。未知のウイルス感染ですからパニックになってしまうのでしょうがー大変だ、大変だ、怖い流行だ、、、といっしょにいうことよりも現在の状態では落ち着いて対応すれば大丈夫ですよということも小児科医の重要な役割の一つのように思います。
大人が不安になればこどもはその何倍も不安になります。時には「だいじょうぶだよ」ということばがどんな薬よりも効いてくれるかもしれません。ていねいに手を当て、耳をかたむけ、やさしく診る。
そう教えてくれた恩師の「だいじょうぶだよ」の声が思い出される秋の夜です。