チエ先生の日記

2010/04/14入園、入学おめでとうございます。

入園、入学のみなさんおめでとうございます。入園、入学の季節がやってくるたびに我が家の入園入学のころを思い出します。長男はサッカー少年ではありましたが小児喘息でしょっちゅう発作を起こして吸入なしでは過ごせない子でした。入学の前に、一度学校までの通学路を歩いてみようとあたたかな満開の桜の日曜日家族4人で楽しくでかけました。学校までは約2キロぐらいときいていました。坂を下り10分ほど歩いたころ息子のぜーぜーコンコンが始まりました。苦しい発作です。父親は息子をおんぶし、すぐに帰って吸入。これから毎日学校まで歩いていけるのだろうか。親の不安はもちろんですが本人はどんなに不安だったか。「だいじょうぶゆっくりゆっくり休みながら歩けばだいじょうぶだよ。」といっても不安そうなその眼のまま入学式を迎えたのです。1日1日今日は無事に歩けただろうか、気になる毎日が1、2週間すぎたころ、夕方遅くまで近所のこどもたちと真っ黒になって遊んで帰ってきたその眼にもう不安はありませんでした。どうした事かその時の発作以来学校で発作をおこすことはなく、みるみる元気な少年に成長しました。小学校に入ると丈夫になるからもうすこしだよと何度も私自身がはげまされてきましたが本当に元気になるものだなーと桜のころになるといつもあの発作の日を思い出します。あのころのわたしと同じ思いをしている1年生のママを見ると小学校に入るころからほんとうに元気になるから大丈夫だよ、じっと見ててあげて、といってあげたくなるのです。

アイチケット診療予約
ページ上部へ