チエ先生の日記

2010/07/28夏が来て・・・

夏。いきなりの猛暑に身体も意識も追いつかないまま1週間がたちました。この場もひさしぶりです。この間に七夕も、海の日もおわり、夏休みです。陽水の「少年時代」かサザンのいとしのエリーか、いろいろな夏が思い出されます。東北の夏は短く、あっという間に秋になってしまいます。わずか数週の短い夏を宝物のように大事に楽しんだ子どものころ。隣町の小さな海水浴場に大人もこどもも満員のバスにゆられて通ったものです。元気な兄は自転車で山を超え、毎日のようにサザエや鮑、岩がきをとって来ては夕食のテーブルに。まだまだおおらかな時代でした。このごろは海よりも海の目の前にできた温水プールのほうが混んでいるのだと地元のタクシーの運転手さんがなげいていました。暑い夏の海よりも人工のきれいなプールのほうがいい、ミッキーマウスのアトラクションのほうがいい、涼しい冷房のきいた部屋でゲームをしていたほうがいい。なんかとってもおかしく悲しいことなのに、だんだん自然でいること、自然のなかのひとりであることを忘れている自分にはっとします。
今年こそひさしぶりにあの故郷の海で泳いでみようか、あの山に登ってみようか。まだ今ならだいじょうぶかもしれない、と思いながらジムの時速3キロでフーフーいっている私です。

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