チエ先生の日記

2011/09/01はやく大人になりたかった時もあったのに。

9月です。「今はもう秋、誰もいない海・・・」 このころになるといつもトワエモアのこの歌を思い出します。ことしは今まで以上にこの歌が悲しい、さみしい歌に聞こえてしまいます。
同じころに「一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる。・・・いちに、いちに、・・」なんて冗談のようなうたも流行っていて、あの時代はみな恥ずかしげもなくあんな歌をおお真面目にうたっていたんだなあと不思議に思います。時代そのものがまじめで素直だったのかもしれません。成熟した社会なんていう人もいますが大人のずるさが、変な理屈っぽさが、成熟なんて思われているのかもしれません。子ども達のそばにいるといつもこのこどもたちに正々堂々ときちんと説明できる生き方を私たち大人はしていかなければならない。と思うのです。あまりに今を生きている私たち大人はうそつきです。ごまかしや明らかなうそがへんな理屈でマコトシヤカに堂々と歩いていく時代。「毎日の生活での一つ一つの小さなうそが大きなうそになっていくんだよ。うそは泥棒のはじまりだよ」と教わっておおきくなった私たち。
人間として一番肝心な大切なことが、大人の大好きな数字にごまかされてしまってここまできてしまった様に思います。TVのニュースにため息をつくことはもうやめにして、もういちど何が大切なのか、素朴な価値観にもどってこの秋を楽しもうと思います。

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