今日はクリスマスイブ。みなさんはどんな食卓を囲んでいるでしょうか。このころになるといつもちいさなころのクリスマスを思い出します。北国のちいさな町だったけどなぜかすてきな我が家のクリスマスでした。アメリカ帰りの人が教えてくれたターキーではなくローストチキン。さっきまで庭を飛び回っていたにわ鳥がいないと思ったらもう準備開始です。
自家製のピーナッツバター作りは私たち子どもたちの仕事。すりばちでたたいてすって、バターをまぜて出来上がりなのにつまんでばかり。大きなあの鳥かと思うとバターを塗るスピードもゆっくりになりますがオーブンで焼きあがったあの香ばしいにおいはいまでもよだれが出てきそうです。いろいろな人が集まって飲んで歌って、すばらしいバリトンのおじさんやハーモニカの名人、素人マジシャンなどいなかの芸人が勢ぞろい。忘年会を兼ねての会でしたからいつもと違う大人のすがたをこども達もおもしろくながめてその日ばかりは夜遅くまで起きていても怒られず楽しい、楽しい夜でした。こどものころのこんな思い出はわたしのたいせつな宝物です。