2010/11/16診療 ・ 感染情報 11月16日現在
秋も深まり寒さがきびしくなってきました。小児科の診察室もいろいろな病気のお子さんが増えてきました。こんなところで季節感を感じる小児科医です。
1.風邪:ウイルス感染による咳、鼻、発熱のお子さんが増えています。
RSウイルス感染も多くなってきています。ちいさなお子さんにとってはこのRSウイルス
はなかなか手強い嫌なウイルスです。鼻がだらだら出て鼻閉がつよく、ぐずってなかなか
眠れない。そのうち咳がではじめコンコン・コンコン息が止まりそう、熱も出てきて上がった
下がったり。ほんとうに毎年この季節はRSウイルス感染症の入院患者さんで大きな病院
の小児科は大変です。特効薬はないのです。症状にあったお薬を早めに使い、慎重に
診ていくこと、医者泣かせのウイルス感染です。
やはり手洗い、うがい、そして日頃からの体調管理、良く食べよく眠る。簡単だけど一番
むずかしい、一番の予防です。
2.おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)も増えています。
保育園、小学校などの一部で流行中です。髄膜炎や難聴などの合併症もある伝染性の
強い病気です。あまり軽く考えないで予防接種をうけましょう。
3.インフルエンザはまだひっそり。
予防接種をご希望のかたはまだだいじょうぶです。
早くうって少しでも軽くすむように。受付にお申し出ください。