2010/12/17診察・感染情報 12月17日号
寒くなってきました。朝の田んぼは真っ白です。まだまだいろいろな感染症がみられる小児科の診察室です。
1.ウイルス性胃腸炎:
先週から今週前半はとても多く、まだまだ続いています。多くはノロウイルスといわれています。あまり重くなっていないお子さんがほとんどです。
その対応の仕方、消毒の仕方などプリントをお渡ししています。毎年のことで少しづつ対応が上手になっていくと重くならづにすむかもしれません。なんどもいっていますが手洗い。うがいです。
2.いろいろな風邪
今週もいろいろな熱を出す風邪がおおくみられます。熱の上下の激しいアデノウイルス感染も相変わらずみられます。RSウイルスのお子さんもまだまだ。ないのはインフルエンザです。このまま年末年始のお休みにはいって1月末学校が始まってからの流行となるのではないでしょうか。
今のうちにしっかり体力をつけておきましょう。
3.その他
おたふく、水痘は減ってきています。一部の保育園などではまだ流行中です。
予防接種をおすすめします。
4.ワクチン接種について
宇都宮市もようやく年明け(正確な日時はまだ決定されていませんが)3月までの間に
ヒブ、肺炎球菌、子宮頸がんの3ワクチンが無料化になる見通しです。
予防医学の時代です。予防できる病気は予防して不幸な事態にならないように、もっともっと国の対策として多くの予防接種を定期接種化(無料化)して欲しいものです。
先日ご協力いただいた署名運動など私達ももっと声を上げていきたいと思います。