2012/09/24診療・感染情報 9月24日
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものですね。本当にこの夏のどうなったのかと思う暑さも急におとろえてきました。急激な気温の低下で風邪の症状がでたり、喘息の発作がでたりと子どもたちもたいへんです。この一か月は気温の変化の大きい季節です。運動会や遠足もあり、体調管理には十分気を付けていきましょう。
1.夏なのに今年はRSウイルス感染が多くなっています。
例年と違って今年は8月、9月とRSウイルスが多くなっています。生後数か月の赤ちゃんが感染すると気管支炎など重症になり
やすく、気を付けないといけません。2,3歳以上の健康なお子さんの多くは風邪症状ですむことがほとんどです。
赤ちゃんは気を付けましょう。
2.気管支喘息、喘息様気管支炎が増えてきています。
気温の変動、ウイルス感染などがより症状を悪化させます。指示通りにお薬を飲んだり吸入したりしていきましょう。
3.手足口病がまだでています。
一部の保育園では手足口病がでています。ここ数年前から多いタイプーー熱は1日ぐらいさほど高くなく、口の症状よりも
発疹が大きく膝、肘の周辺、臀部を中心にでます。派手に多く出るお子さんもいます。手と足と口の症状の古典的な手足口病
は今年は少なく、派手な発疹のタイプに変わってしまいました。どうしてだろう?
今年の暑さで疲れが出ているな,そのせいかなと思う熱のお子さんもいます。涼しくなって体調を壊さないように気を付けてお過
ごしください。