2010/07/28診療 ・ 感染情報 7月28日現在
ようやく梅雨が明けたと思ったら猛暑になってみなさん体調はいかがでしょうか?
この暑さになれるには未だ時間がかかりそうですね。無理せず、よく寝て休養をしっかりとって猛暑を乗り切りましょう。
1.喘息発作のお子さんが増えています。梅雨明けと同時に喘息発作のお子さんの多いこと。数年ぶりの元お子さんもいたり、かなりの重い発作で入院になったお子さんもいらっしゃいます。こんな年はめずらしい。この時期にぜーぜー苦しい、咳が止まらないなどの症状のかたは早めに受診してください。
2.手足口病流行中:今年の手足口病はいろいろなタイプが混在しています。ちいさなお子さんのなかには発熱後に上下肢にひろく水痘のようなたくさんの発疹がでている方もいます。その割には口の中の症状はかるく食事はとれています。膝、肘、お尻を中心に発疹の出るタイプ、古典的な手と足、口の中の症状のタイプは少ない傾向です。
3.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)のお子さんがまだいらっしゃいます。
なかには髄膜炎を合併したり、高熱で全身症状が悪くなったり、重症のお子さんもみられます。予防接種を受けていればこんなに、つらいおもいはしなくてすむのにといつも思います。
日本でもまたMMRが再開され、おたふくかぜが過去の病気になってくれるといいのですが。
4.その他の夏風邪(ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱など)もみられます。学校、幼稚園が夏休みに入って少し落ち着いてきています。