2019/07/08診療・感染情報 7 月8日

七夕も過ぎ、真っ青な夏空が恋しいこのごろです。

気圧の変化、うっとうしい梅雨空が続き、お子さんたちも夏の感染症にかかる方が増えています。

体調を壊しやすい気候です。無理せづゆっくり休んで、疲れを残さないようにしましょう。

1.夏のウイルス感染

  手足口病   先週から増えてきていましたが今週に入りより流行がはっきり見られています。

    手、肘、膝関節周囲の発疹が目立つタイプ、発疹よりも口の中の発疹がひどく食べたり、飲んだり

    ができにくいタイプなど何種類かのタイプがあります。

    どれもこれという特効薬はなりません。好きなものはなんとか食べたり飲んだりできるお子さんが

    ほとんどです。 保育園、幼稚園、学校は熱がなく、給食、お弁当を食べることができれば登園は

    できます。 

 

  アデノウイルス感染症(プール熱)が出てきています。冬でも小さな流行がみられるこの頃ですが、

    高熱、のどの痛み、結膜炎などの症状があったら早めに受診してください。

  RSウイルス感染症

    こんな季節に・・ですが一部の保育園で流行しています。大きな流行にはなっていませんが小さな

    お子さん、赤ちゃんの咳、鼻がひどくなってきたら早めに受診してください。

  その他のウイルス感染症

   37℃から39℃台の熱の上下を数日繰り返し、風邪症状を伴うウイルス感染のお子さんがみられます。

   特に特徴のある症状もなく4、5日で解熱しています。不安に思うご家族も多い発熱ですが採血で見て

   もウイルス感染の所見です。元気もあり食欲もあれば少しゆっくり見てください。高熱の持続があれ

   ば早めに受診してください。

  ウイルス性胃腸炎

   風邪症状に伴い、数回の嘔吐、下痢のお子さんが増えています。感染力の強いロタウイルス、ノロウ

   イルス感染症の症状よりはずっと軽く、数日で回復していますが、決して無理せずゆっくり休んで

   給食が食べられるくらいまで回復してから登校、登園しましょう。

  水痘

   先週一部の幼稚園、小学校で水痘のお子さんが出ていましたが、大きな流行にはなっていません。

   2日目の予防接種をしていないお子さんが3歳児健診の会場では見受けられます。3歳までは無料。

   もう一度ご確認ください。

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