2013/08/02診療・感染症情報  8月2日現在

猛烈な暑さから梅雨に戻って太陽が恋しいこのごろです。体調も崩していらっしゃる方がおおいのでは?この湿り気ではどうもエンジンのかかり具合が今ひとつ。なかなかシャキットしません。

さて、こんな気候で小児科の診察室は

 

1.手足口病

   数年に一度の流行にあたる今年の夏は手足口病の患者さんが大勢いらっしゃいます。乳幼児、1,2歳から学童期前のお子さんがほとんどです。38度ぐらいの発熱が1~2日続き、その後上下肢、臀部

  口のなか、口蓋すい周囲に水泡ができ、小さなお子さんは痛みで飲んだり、食べたりができなくなってしまいます。ヨダレが多いのも特徴です。痛みは数日以内に収まってきてだんだん好きなもの、

  食べやすい喉越しのいいものなどは食べられるようになります。それまでの数日がまんして少しづつ、少しづつあげてください。発疹は水泡様の大きなものから小さな発疹まで様々ですが、かゆくは

  ありませんし、特別なお薬も必要ありません。熱もなく、食べることができて、元気があれば発疹があっても学校保健法では保育園、幼稚園はお休みしなくてもいいことになっています。

 

2.アデノウイルス感染症(プール熱、咽頭結膜熱)

   高熱が続き(朝に下がって夕方から夜に上がるパターンも)、眼も赤い、喉に違和感があり、見ると扁桃腺に白い分泌物がついていたら、アデノウイルス感染を疑て検査をします。夏休みに入って

  もまだ患者さんがみられます。特にこれといった治療はなく、安静と水分補給。数日で熱も下がってきますが感染力は強いので学校、園は解熱後2日間はおやすみです。

 

3、水痘

   夏休み前に感染したお子さんたちが発症しています。夏休みちゅうには落ち着いてくれるでしょう。

 

4.その他

   こんな気候なので喘息の発作が出たり、咳が続いていたりするお子さんが多くなっています。例年の夏と違ってお薬もきちんと飲んでいただきたい天気です。台風もやって来るシーズンももうすぐ

  です。天気予報が気になる季節です。

 

夏休みはまだまだこれからが本番。お母さんは毎日大変です。大きな声も多くなります。宿題があるとはいっても子どもたちにとっては楽しい夏休みです。学校ではできないこと、をたくさんやらせてあ

げましょう。いまほど宿題もなかったかな。朝から晩まで遊んでいた短い東北の夏、たのしかったなー。だから秋はさみしくていやだった。遠いむかしのちえちゃんです。

 

 

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